雪道を安心してドライブするにはスタッドレスタイヤが欠かせません。スタッドレスタイヤへの交換はホイールとセットでの交換が一般的ですが、輸入車はブランド・モデル毎にホイールの仕様が異なっておりホイール選びに注意が必要です。今回は、ようやく日本でも発売となったフォルクスワーゲン「ゴルフ8 GTI」のスタッドレス用ホイールの選び方をご紹介します。(2024年10月現在)
目次
ホイールサイズ(ホイール径)を選ぼう!
先ずは装着するホイールサイズを決めましょう。下記に純正サイズと当社が実車を基に確認した、装着可能なホイールサイズをまとめました。ゴルフ8 GTI は、17インチから装着可能です。
【参考】ゴルフ8GTI ホイールデータ PCD-ホール数:112-5 センターボア径:57.1φ
グレード | 純正サイズ | 当社製品の 装着可能サイズ |
GTI | 18インチ (オプション19インチ) | 17~19インチ |
ホイールの交換サイズは、現在装着されている純正のホイールと同サイズが基本となりますが、ゴルフ8 GTI は複数サイズが装着できます。ホイールのサイズで乗り心地や走行性能、価格なども変わりますので、下記表を参考にお好みでサイズ変更してみても良いと思います。
小サイズ(ダウンサイズ) | 大サイズ(純正サイズ) | |
価格 | ◎ | × |
見た目 | × | ◎ |
乗り心地 | ◯ | × |
高速安定性 | × | ◯ |
重量 | ◯ | × |
【例】タイヤサイズ刻印が225/45R17の場合、Rの後ろ「17」がホイールサイズ(ホイール径)です。
ホイールサイズに合わせタイヤサイズを選ぼう!
ホイールサイズ決まったら次にタイヤサイズを選びます。タイヤはサイズにより外径・幅などが異なります。ポイントは下図のように「タイヤの外径が純正タイヤと同じサイズを選ぶ」ことです。外径の異なるタイヤを装着するとスピードメーター・オドメーターが誤計測を引き起こします。ご注意ください。
ゴルフ8 GTI の純正タイヤと外径が同等となるタイヤサイズをまとめました。下記の参考タイヤサイズとの組み合わせなら、ホイールサイズを変更しても車検に対応するので参考にしてください。
ホイールサイズ | 参考タイヤサイズ |
17インチ | 225/45R17 |
18インチ | 225/40R18 |
19インチ | 225/35R19 |
※荷重指数についても上記参考タイヤサイズは適合確認済みですが、詳細はタイヤ購入店へお問い合わせください。
<インチサイズ選びのアドバイス>
インチサイズはスタイリングとプライスに大きく影響するため、どちらを重視するかで決められては如何でしょう。
スタイル重視:大サイズ(純正サイズ)がお勧めです。ノーマルからスタイリングを損ないません。
プライス重視:小サイズがお勧めです。17と19インチでは価格差が非常に大きくなります。
デザインと色を選ぼう!
ホイールとタイヤサイズが決まったら、次にデザインと色を決めましょう。
■デザイン
昨今、様々なデザインのホイールが販売されています。スタッドレス用にどのホイールを選べばよいか分からない方にお勧めするのが、新車時から車両に取り付けられている純正ホイールに似たデザインのホイールです。交換後もクルマのスタイリングに影響が少なく自然です。ホイールが汚れやすい降雪地域の方には、洗車しやすいシンプルなデザインもお勧めです。
■カラー
ホイールカラーは大きくシルバー系、ブラック系、ポリッシュ系に分類されます。それぞれの特徴を下記にまとめました。
シルバー系:落ち着いた印象。ブレーキダストによる汚れは目立つ。傷が付いても目立たない。防錆性能は高い。
ブラック系:スポーティーな印象。ブレーキダストによる汚れは目立たない。傷が付くと目立つ。防錆性能は高い。
ポリッシュ系:上品で高級感がある印象。ブレーキダストによる汚れはやや目立つ。傷が付くとやや目立つ。防錆性能は単色に比べ低い。
<デザイン・カラー選びのアドバイス>
スタッドレス用ホイールに何を求めるかで、お勧めホイールは変わってきます。今回は使用シーン別にアドバイスさせていただきます。
非・準降雪地域で使用:日常的に雪の降らない地域の方には、純正ホイールに似たテイストのホイールがお勧めです。降雪地域にほどメンテナンス性も気にしなくてよいため、純正ホイールはボディデザインに合わせた、優れたデザインのモノが多いため、スタイリングを重視する方には車体とのトータルデザインが崩れない「純正に近いテイストのホイール」をお勧めします。
降雪地域で使用:スポーク本数が少なく装飾が施されていないホイールは、洗車時にスポンジが入りやすく洗いやすいため、メンテナンス性を重視する方には「シンプルなデザインのホイール」をお勧めします。
その他の仕様も確認しよう!
■取付ボルトについて
ホイールには取付けに、純正のボルトを流用できる「純正ボルト仕様」と、ホイール付属のボルトを使用する「付属ボルト仕様」の二種類が存在します。※輸入車はホイールをボルトで装着します。(一部ブランドはナット)
純正ボルト仕様:車両の純正ボルトで装着します。ボルト紛失の心配がない点がメリットです。
付属ボルト仕様:ホイール付属のボルトで装着します。中古車等で、現在のホイールとボルトが新車装着時のものか分からなくても、購入したホイールが間違いなく装着できる点がメリットです。
■センターキャップについて
ホイール表側の中心にはキャップ(センターキャップ)が付きます。
大きく分け、二種類の仕様があります。
付属キャップ仕様:ホイール付属のキャップのみ取付可能です。
純正キャップ対応仕様:付属キャップに加え、車両ブランドの純正キャップも取付可能です。※弊社指定品番の純正キャップに限ります。
■センターボアについて
ホイール裏側の中心には穴(センターボア)が開いています。
大きく分け、二種類の仕様があります。
ハブリング仕様:大きく開いた穴にハブリング(画像の茶色い部品)をはめ、車両のサイズに合わせる仕様です。
専用ハブ径仕様(ハブセントリック):装着する車に合う穴が開いていており、そのまま装着できる仕様です。
ホイールの紹介
当社で取り扱いをしているホイールブランドの中から、おクルマに取り付け可能なホイールを紹介いたします。掲載ホイールは、すべて車検に対応しております。お好みに合わせご検討ください。
当サイトはグレードから適合ホイールを検索できます
適合するホイールはグレードにより異なる場合があります。当サイトの「ホイール検索」は、当社が取り扱う「輸入車専用ホイール」の中から、おクルマに合うホイールを「グレード別」に検索することができます。安心してお好みのホイールをお選びください。
取扱店舗のご紹介
今回ご紹介しましたホイールは日本全国のカー用品店、タイヤショップなどでご購入・取付いただけます。下記ボタンよりお近くの取り扱い店舗を検索いただけます。
また輸入車用ホイールは店舗在庫が無く、お取り寄せとなりますのでご予定に合わせ、余裕を持ってご来店ください。
ホイール選びのまとめ
冬の道路は降雪はなくとも凍結していることもあり、安全なドライブにはスタッドレスタイヤは必需品です。「タスカル」の【車種別ホイール検索】なら、簡単にお車に適合する車検対応ホイールを検索いただけます。また、複数のブランド・デザイン・サイズをご用意しておりますので、ライフスタイル・価値観に合うホイールが見つかります。