タイヤには、スタンダード規格とエクストラロード規格の二つが存在します。この記事では、エクストラロード規格とは何か。どんなことに注意が必要かを簡単に解説します。
目次
エクストラロード規格って何?
エクストラロード規格とは、タイヤの構造を強くすることによってスタンダード規格よりも高い空気圧をいれることができるようにしたタイヤのことを指します。タイヤは、空気圧を高く(たくさん空気を入れる)ことで重さに耐えられるようになります。つまり、同一サイズのタイヤでもエクストラロード規格は、高い空気圧を入れることができ、それによってより重い車重でも耐えられるような構造になっています。また、どれくらいの重さに対応できるかを示した数字を「ロードインデックス(LI)」といいます。
注意!エクストラロードの適正空気圧は高い
エクストラロード規格のタイヤは、前述のように高い空気圧を入れられる設計がされています。そのため、スタンダード規格と同じ空気圧を入れてしまうと負荷能力(タイヤが支えられる重さ)が足りないことがあります。
空気圧負荷能力対応表から確認する
例えば「215/45R17 87」スタンダード(STD)規格の空気圧別負荷能力対応表を見てみましょう
「215/45R17 87」のタイヤに対し、負荷能力(車の重さ)を500kgまで耐えられるようにするためには、空気圧「210kPa」が必要となります
一方、同サイズ「215/45R17 91 XL」エクストラロード規格のタイヤと比較します。
負荷能力を「500kg」以上にしたいとき、空気圧「230kPa」が必要となります。 このように同じタイヤサイズでも規格が異なる場合、適正な空気圧も異なるのです。
エクストラロード規格の見分け方
エクストラロード規格は、レインフォースドとも呼ばれています。エクストラロードは「XL」、レインフォースドは「RFD」と略称されます。ご自身のタイヤ規格が分からない場合、タイヤのサイドウィールをご確認ください。「EXTRALOAD」、「XL」、「REINFORCED」または「RFD」と刻印がされています。刻印がない場合は、スタンダード規格となります。
まとめ
タイヤを購入する際は、サイズだけでなくタイヤの規格を確認することが大切です。タイヤに合った空気圧を入れることで燃費も良くなり安全なドライブへつながります。
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